5月16日
天候:晴れ時々曇り、南東の風
潮:中潮 干潮11:15
時間:出港9~帰港16:30頃
場所:高野
海況:
今日は始めから東側でシャコガイを取ると決めていたのだが、東に回ったら波がザブザブ、船も叩きまくっていた。
うねりはないのだが、風波がきつい。
潮が引いている時間だったので、道中には、島尻~大神間のリーフたちに守られて静かな場所もあった。
ダメだったら第二希望の南静園か真謝あたりで、と夫と話していたが、大丈夫だったのでそのまま高野までおりた。
高野沖のいつもの漁場は、全く問題なし。
風は当たっているがうねりがないので、浅い方まで結構入れた。
2本目はいつもの漁場の向かい側だったが、波はないが流れがまあまああって、ちょいビビりながら泳いだので、なんか同じ場所ばかりぐるぐる回っていた。
帰りは満ちている間に島沿いを風に押されながらだったので、楽だった。
水揚げ:シャコガイ、ヒレジャコ大1個、サザエ少し
シャコガイの漁場なので、とにかくシャコガイをとる。
もしいたらタコも、という感じで泳いだ。
規制サイズに1cm足りないなあ…
これも微妙…
これはギリいけるか、
みたいな感じで、道具を当てながら捕っていく。
まだ目が慣れないが、まあ、ギリのやつの辺りはなんとなくわかるようになってきたので、間違って小さいものをとることはなくなった。
夫は道具を使わず、とにかく傷つけずにとりたいようだが、私は、みるからにやっかいで時間がかかりそうな岩の隙間に入っているシャコガイは刺す。
うまく差し込んでやればどこも傷つけないし、とにかく早い。
あまり気にせずできれば、ひと潜りで2個とれるときもある。
貝の下を割ってとる、となると、とにかく何回も潜らないといけないし、時間がかかる。
2本目に、つい厄介そうなやつに手を出してしまい、20分くらいかかってしまった。
あまりにアホらしくて、その後はあまりこだわらず、道具も使い分けるようにした。
しかし、2本目の場所は、なぜだが1か所のサンゴに集中して4~5個くっついている、いや埋まっているというパターンが多く、これはめちゃ厄介パターンなので、さしてとることが多かった。
夫はそもそも道具を持っていかず(サイズ感わかるんかなぁ)根元割りにこだわっている。
私が同じことをしたら、時間がかかる上に右手がもう使いものにならなくなるだろう。
2本目の途中ででかいヒレジャコを見つけたので、左手に抱えて船まで泳いだのがもうとても疲れた。
そのヒレジャコは、大きくて片方だけヒレが大きく立派だが、藻がついて見た目はとても悪かった。
身の色もあんまりきれいではなく、あんまりテンションが上がらなかった。
ヒレジャコと言えば、大きくて、フリルのようなヒレが両の殻について、貝も薄くて繊細で、身の模様も目を引く美しさ…ということが多いが、コヤツはずしっとした重さだけ取柄みたいな感じ。
シャコガイはいっぱい取れた!
生け簀に2段になった。
全部売り切れるか不安だ。
ウミヘビがいないので焦っている。
前からもらっている注文なので、なんとか間に合わせたいのだが。
感想:
今日は東まで回って時間がかかったので、2回戦だけだった。
2回…
足りない。
泳ぎ足りないし、私の中では海が不足している。
私より先にアラフィフ入りした夫は、その辺のアラフィフに比べると格段に体力があるが、去年に比べると体力が落ちてきている。
そして私は、以前は更年期で体力の落ち方が尋常じゃない感じだったが、ここ2年ほどは回復傾向にあり、海は最低でも3回戦、陸から行くときは4時間泳がないことには、
「泳ぎ足りないんだけど?!」
と不満が出る。
今回も「夫クンは休んで私はもう1回行きたいな」と言ってみたが、「もう帰ろうよ」と言われてしまった。
まあ帰りも時間がかかるし、私は座っているだけだが夫は操船しないといけないし、仕方がない。
なんとか、夫の体力復活のためにまた漢方薬でも試してみないと、夏はこれからだというのに。
シャコガイ取りで使う体力は、イカの追い込みに比べたら微々たるもの。
漁はとにかくいっぱいやらなきゃ稼げない。
体力勝負なところがある。
リーダーの夫が動けないと、がんばってもあんまりとれないということになる。
私がその分がんばればいいのだろうけど…
二人ともアラフィフだし、この先も末永く漁を楽しむためにも、ぼちぼちやっていくか。