2024年4月12日(金)
曇り~晴れ 南東風
中潮 満潮9:05 干潮15:51
9:00出港 16:30帰港
島尻
今日はタコ狙いで3本入ったが、なかなかタコに出会えず。
夫も、タコの家は掘られているけどいないなぁ、と言っていた。
最後の3本目の後半でやっと1匹とれた!
1匹だけだったけど、
ちぎれることもなく出せたので、良かったぁ~
私の場合、タコを見つけさえすれば、ほぼとれる。
夫みたいにスピードでササっとスマートにとることはできないんだけど、
根競べなら、まず負けはしない。
今日のタコは、砂地の中の小さな根にある穴に入っていた。
いくつかの石ころで蓋をしていたので、すぐには気づかなかったが、吸盤が見えた。
吸盤のサイズから、それほど大きなものではないけど、規格外でもないだろうと判断した。
カギジャーを入れてもぞもぞしてみた。
何度もやっていると、タコが「いったい誰がこんなうっとうしいことをしやがるんだ?」という感じで、
そっと顔を出す。
その時に、急所を狙って銛を刺すんだけど、
今回はタイミングがなかなか合わず、何回ももぞもぞをしていた。
ここで焦って銛を打ってしまい、刺しどころが悪いとタコが破れて銛が外れ、
タコはこわがって穴の奥にどんどん入ってしまう。
そうすると、ますます取りにくくなる。
それでも私があきらめることはないんだけど、とにかく時間がかかる。
だから、急所か、急所でなくてもしっかりと銛が入ってちぎれないところに打たないと…
それで、何度目かのチャンスで銛を刺して反対側へ渡し、タコが奥に行かないようにした。
急所は外れたけど、目と足の間に入れたので、とりあえず進展。
次の手としては、
このまま急所を刺すか、カギジャーで引っ張り出すか…
今回は、穴の中でどんな姿勢になっているのかよくわからん状態だったので、
急所の場所がわからない。
仕方がないので引っ張り出すことにしたけど、
ただ力任せに引っ張っても、1kgほどのタコでも吸盤の力はすごくて、私の力ではちょっと足りない。
足を突っ張って引っ張ると力は入るが、無理するとちぎれる可能性もある。
今までも、足だけちぎれたり頭が裂けたりしてズタボロの売り物にならないタコをスゴスゴ持ち帰ったこともある。
売り物にならないなら、始めから手を出さない方がいい。
引っ張る向きを考えながら、少し引っ張ってみるを繰り返す。
穴に詰まっている石ころを1個ずつ出して、手が入る場所の吸盤をちょっとずつ外す。
多分このタコもだいぶ疲れていたのだろう。
なんせこの人、全然あきらめてくれないし、ずうっともぞもぞごちょごちょしてくるし、もうホント勘弁してくれよ、
とでも言いたかったかもしれない。
慎重に様子を見ながら、何とか無事、引っ張り出した。
あとは水面に浮きながらの作業。
タコをがっちりつかんで、すかさず急所を突く。
色が変わり、伸ばしていた足の先が縮まって、おとなしくなった。
1kgちょっとくらい、かな?
足もきれいにそろっていた。
メスだろうか??
最後に、タコが入っていた穴に手で仰いで水を送りきれいにして、
穴から出したサンゴのかけらなどを戻して蓋をしておく。
次にここに住むタコのために。
はあ~
タコ捕り、やっぱり楽しすぎる!