【宮古島の暮らし】競りの日のお楽しみ

islandlife-serinohi 宮古島の暮らし

なんとなく今まで、島の名前を出さずに沖縄とだけ書いていたけれど、地名を出さずに書いていると書きにくいので、やめた。
ここは宮古島。
私たちは宮古島で漁をしたり、いろいろしながら、暮らしている。
ブログを書き始めた直接の理由は、漁の記録を残しておこうと思ったからなのだけど、公開されている場所に自分しかわからない個人的なことばかり書くのもなんだか…という感じがして、結局漁のことを紹介したり島の暮らしのことを紹介したりする文章になっている。
宮古島はとてもいい場所だし、興味がある人もいると思うので、すごく個人的なことを書いているけれど、もしよかったら読んでください。
暇つぶしくらいにはなるかもしれません。

さて。

今日は競りに行った。
夫が、昨日とったスミイカとシャコガイを競りに出すために出かけ、あとから娘と一緒に見に行った。

今日の競りでは、釣りの魚より夜の電灯潜りの魚や貝が多かった。
昨晩は海況も落ち着き、イセエビ狙いで潜った人が多いようだった。
やたらと夜光貝が多くてびっくりしたが、南の方で潜った人が多かったから、ということらしい。
北寄りの風だったからね。
イセエビもちらほら出ていた。

スミイカを出したのはうちだけだった。
まあまあ良い値が付いたので、私たちは満足だった。
シャコガイも、良い値だった。
仲買いの人ありがとう。

台風11号が去り、今は次の台風が来るのを待っている状態だ。
台風が来て停電になると、冷凍庫が使えなくなるかもしれない。
また、台風で観光客が来なければ、居酒屋さんもたくさん仕入れることがないから、魚が売れない。
だから仲買の人たちも、あまりたくさんの量を仕入れたがらない。
台風で漁に出られず、魚が不足しているとしても、あまり値が上がらないということになる。
だから、今日の結果は、「悪くないね」という感じだった。

競りの後、家族でファミリーレストランに行きモーニング外食をした。
みんなで競りを見に行った日の定番コース。
私の大好きな、小さな家族イベントだ。
今日の競りの話や、そのほかいろいろな話をしながら、みんなそれぞれ好きなものを注文して食べる。
最近はコロナの影響で外食することがめっきり減ったので、まだお客さんが少ないファミリーレストランでゆっくり過ごすのはとても楽しくぜいたくな、スペシャルな時間だ。

少し前までの私の一番の楽しみは、電灯潜り→競り→モーニングコースだった。
夕方出発して電灯潜りを4~5回戦やって朝4時ごろ港に戻り、片づけて家に帰って1~2時間眠り、やっとのことで7時ごろ起きて、7時半から始まる競りに自分がとった魚や貝やイセエビを出して、終わったら夫とモーニングを食べながら前日の潜りの話や競りの話をする。
でっかいアオブダイを一発で突けたとか、1キロ以上のイセエビを逃がしたとか、サザエが拾い放題だったとか、何にもいなくて寒かったとか…いいことも悪いことも、話題が尽きない。
そして家に帰って寝なおし、昼頃起きて、娘を預けていたおじいのおうちに迎えに行く。
長いこと漁師だったおじいと漁の話をするのもとても楽しかった。
時には夫よりも良い魚を取ったり大きなイセエビをとったりしたことを自慢してみたりしたものだ。
おじいが亡くなって、それも出来なくなった。
おじいのおうちに行くのが大好きで、「私の息抜きの場所だ」と言っていた娘も、それがもう出来ない。

おじいとの思い出話は、またいつか書いてみたい。

というわけで、
今日も楽しい時間を過ごしました。

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